お客様の修理車の例です。
アウターワイヤーの長さ(ワイヤリング)
左がビフォアー、右がアフターです。
ワイヤー交換はしていません、アウターワイヤーの長さを短くしただけですが、
驚くほど引きが軽くなりました。
ブレーキの開き
Vブレーキシューのスペーサーは自転車によって隙間調整ができるように
分厚いスペーサーと薄いスペーサーがあります。
この自転車はリム幅があるので薄いスペーサーを使うべきですが、
当初、分厚いスペーサーが入っていました。これも薄いほうが正解でしょう。
ブレーキの開きを比較してください。(どちらもブレーキをかけた状態で撮影)
インナーワイヤーの処理
これはいくらなんでも長すぎです。
最初に短く切って、このようにリターンスプリングに引っ掛けられるような
曲げがあればここに引っ掛けておきましょう。(ブレーキによって違う)
さて、どっちがかっこいいでしょうか?
ワイヤリング
ビフォアー写真がありませんが、このように見た目で美しいワイヤリングは
気持ちよく、かつ機能的でもあります。
貴方の自転車もチェックしてみては?
チェーン
こちらはビフォアー写真のみです。
ペンチで刃先のほうに引っ張ると完全に刃先の山の頂上が見えています。
結論から言うとすでに手遅れです。
目視での見当ですが、だいたい刃先の山の7合目が見える程度が限度です。
伸びたチェーンは歯車のピッチと合わなくなり、歯を侵食してしまい、
最後には歯の上をチェーンが滑ってしまいます。
寿命は2~3年(3000km~5000km)程度でしょう。